海・山・川に囲まれた豊かな自然を有する「鰺ヶ沢町」のご紹介
鰺ヶ沢町は、青森県の西海岸に位置し、南北に細長く、広大な土地を有する地域です。北は日本海に臨み、南は世界自然遺産「白神山地」と秀峰「岩木山」に面し、また、白神山地を源流とする「赤石川」や岩木山を源流とする「中村川、鳴沢川」の3河川が海にそそぎ、「海・山・川」の三拍子揃った、自然豊かな町です。
海、山、川に囲まれ豊かな自然の恵みを享受しており、農業、漁業、観光分野で多くの資源を活用し地域振興を図っています。
「世界自然遺産のまち」としばしば語られる地域ですが、この町に目を凝らしてみると、決して白神山地だけではない、光り輝く人々やモノの姿がたくさん見えてきます。
鰺ヶ沢町の食
新鮮な白神の恵み、いただきます!
山、川、海を有する鰺ヶ沢は、四季を通して、海の幸、山の幸に恵まれています。
タケノコやミズ、きのこなどの山菜をはじめ、白神山地の清流が育んだアユやイトウ、また、マダイやヒラメのほか、冬はヤリイカ、夏はスルメイカ、秋はサケなどがテーブルを彩ります。風物詩となっている「イカのカーテン」は、おいしい鰺ヶ沢のシンボルです。
鰺ヶ沢町の自然
世界自然遺産「白神山地」
白神山地は、標高100mから1,200mの山々が連なる地域です。
広さは約13万ha、青森県と秋田県にまたがっています。
そのうち、人為の影響をほとんど受けていない、世界最大級の原生的なブナ林の中核区域16,971haが、1993年12月に世界自然遺産に登録されました。このうち約27%が鰺ヶ沢町に広がっています。
白神山地は、天然記念物のクマゲラやイヌワシなど、多種多様な動植物の生態系を育んでいます。町内を流れる赤石川、白神の森 遊山道、白神山地の一部になります。
日本の滝百選「くろくまの滝」
赤石川の支流「滝ノ沢」にある、落差85m、幅15mの青森県内最大級の滝。観音様が合掌しているようにも見えることから、古くから信仰の場とされています。駐車場から滝までは徒歩15分。
ブナやミズナラ、カツラなどのトンネルをくぐっていくと白神山地に生息する野鳥に出会えることもあります。
「滝ノ沢」には大小12の滝があり、遊歩道が整備された「くろくまの滝」(第1)と第2の滝・第3の滝を見ることができます。
峻厳な渓流美「赤石渓流」
白神山地を源流とする清流赤石川は、アユやヤマメ、イワナなどの宝庫です。特にアユは「金アユ」と呼ばれ、毎年7月1日の解禁日には、県内外からたくさんの釣り客が訪れます。
また、渓流沿いを走る赤石渓流線からは、四季折々の景観や、「青岩展望所」などの景勝地もあり、新緑や紅葉など四季折々の渓流美が楽しめます。
鰺ヶ沢町の概要
鰺ヶ沢町は日本海(青森県の西海岸)に面し、およそ 東西22km、南北40kmに及び総面積は343.08km2 (H27.10.1 現在の国土地理院発表)と県内で8番目の広さを有しています。
北は日本海に臨み、南はクマゲラの生息地としてしられる世界自然遺産の白神山地を有し秋田県に隣接しています。市街地は海岸線に沿って形成されているほか、町土を流れる赤石川、中村川、鳴沢川の地域におよそ40の集落が散在しています。
町土のおよそ8割が山林で占められ、なかでも赤石川、中村川源流部には約20000haの国有林を配し、豊かな自然を象徴しています。
鰺ヶ沢の歴史 は古く、南北朝時代にはすでに集落が形成されていたことが石碑などから推定されています。 1491年には津軽藩始祖大浦光信公が種里に入部し、以来たびたび文献にその名をとどめることになりました。藩政時代には津軽藩の御用港として栄え、海上交通の門戸として重要な位置を占めていました。
明治22年の市町村制施行に伴い鯵ヶ沢町となり、以来津軽西部の政治、経済の中心地として歩み続けています。現在の鰺ヶ沢は、昭和30年に鰺ヶ沢町、赤石村、中村、鳴沢村、舞戸村の1町4ヵ村が合併して誕生したものです。