水産物
日本海を有する鰺ヶ沢町は海の幸に恵まれています。白神の清流が育んだアユやイトウのほか、ヒラメ、ヤリイカ、ハタハタなど季節ごとにテーブルを彩ります。風物詩となっている「イカのカーテン」は鰺ヶ沢のシンボルです。
ヒラメ
ほぼ一年を通して水揚げされる鰺ヶ沢産ヒラメは、白神山地の清流が流れ込む日本海が育んだ逸品です。その極上ヒラメを贅沢にヅケにし、たっぷりとご飯にのせたご当地丼「鰺ヶ沢ヒラメのヅケ丼」は観光客に大人気です。各店舗が、工夫を凝らした独自の漬けダレで美味しい丼を提供しています。旬は身が引き締まる12月~3月になります。▶ヒラメヅケ丼提供店舗一覧はこちら◀
令和5年5月13日(土)放送 ABA「ハッピィ」にて、アスパラガスが紹介されました。
ABA「ハッピィ」生中継(2023.05.13放送分)
https://www.aba-net.com/happy/75695/
ABA特集ページ「はぴぽ」(2023.05.13更新)https://www.hapipo.jp/2023/05/13143/
イカ
鰺ヶ沢町のイカ漁は、初夏から秋までの夜間に行われるスルメイカの釣り漁と波が荒く寒さが厳しい冬に行われるヤリイカ漁があります。夏期に漁獲されるスルメイカは、地元では夏イカや真イカと呼ばれ、海岸線に並ぶイカ焼き店の「イカのカーテン」と夜間に沖合に見える「漁火」は町の風物詩ともなっており、日本海の潮風を浴びた生干したイカで作る「イカの塩辛」は絶品です。また、冬期に漁獲されるヤリイカは、食味が柔らかく、強い甘さが特徴です。身が甘いので地元では刺身はワサビより一味唐辛子の方が人気です。ほかに子持ちヤリイカの煮つけや飯寿司も地元ならではの食べ方となっています。
金鮎(赤石川天然)
世界自然遺産白神山地を源流とする「赤石川」の上流には花崗岩が多く、その中の成分の一つである黄鉄鉱をアユが吸収し、黄金色に輝いて見えることから赤石川に生息するアユは『金鮎』と呼ばれています。魚体は小ぶりですが引きが強いことから、毎年7月1日のアユ釣り解禁日には、県内外からたくさんの釣り人が訪れます。また、食味や香りに優れ、内臓も苦みが少なく、骨が柔らかいので頭から食べられるのが特徴です。その味は清流めぐり利き鮎会で準グランプリに2回も受賞するほどです。
金の鮎(養殖)
鰺ヶ沢町はアユの一貫養殖(採卵からふ化、種苗・中間・成魚生産まで)に取り組んでいます。飼育水を白神山地を源流とする「 赤石川」をそのまま利用することで、天然のアユに劣らない品質に育てることに成功し、「金の鮎(養殖)」が流通できるようになりました。
町内イベントでの鮎の塩焼き販売や、宿泊施設や飲食店で食べることが出来るほか、養殖場から全国発送も行っています。※町内で食べる場合は要予約。
イトウ
鰺ヶ沢町では1985年(昭和60年)からイトウの養殖をはじめました。現在、北海道の一部でしか生息していない幻の魚「イトウ」を養殖し、販売するのは全国でも少ないといわれています。白神山地から流れる豊富な沢水は、季節を通して水量・水温が一定に保たれているため冷水性のイトウを養殖するのに適した環境といわれています。